インスリン外来について
糖尿病の治療では、まず食事療法と運動療法を行いますが、このような生活改善で血糖値が十分に下がらなかった場合に薬物療法が検討され、インスリン療法や内服療法が行われることになります。当クリニックでは、インスリン治療を外来で行っています。
インスリン療法とは
インスリン療法は、注射により体外からインスリンを補い、健常者の血中インスリンの変動をできるだけ忠実に再現する治療法になります。インスリン注射は、インスリン分泌能が極端に低下してから行うより、分泌能がある程度残っている段階で開始した方が、より患者様の膵臓を保護することができるということがわかり、最近は早期の導入を推奨することもあります。
早期に導入した結果、血糖コントロールが良くなり、インスリン分泌が改善され、その後内服に変更できたり、併症の進行を抑えることができたという患者様も数多く見受けられます。
「外来」でのインスリン療法
インスリン療法には、「外来」と「入院」の2種類の方法がありますが、当クリニックでは、外来での治療を行っています。外来では、自らが注射器を持って注射をしますので、インスリン自己注射の手技や注意点についてのご説明を行い、質問もお受けし、導入のお手伝いをいたします。
なお、入院をご希望になる患者様には、適切な病院をご紹介させていただきます。